
障害があっても、大阪へ。旅行を。観光を。
障害のある方の「大阪へ行ってみたい」を応援します。
見る、聞く、触れる、
感じる、創造する。
「障害があっても、もっと旅行を楽しみたい」
そんな声に応えたい――。
それが、障害者観光ボランティアガイドの会「アイリス」の出発点です。
私自身、若い頃から聴覚障害(難聴)がありました。
古希を迎えた頃、「耳が悪くても、私はしゃべることができる。語ること、伝えることを通して、誰かの役に立てるのではないか」と思い、一念発起して大阪の観光ボランティアガイド活動に参加しました。
その後、大阪市内を中心に活動するNPO法人の観光ボランティアガイド協会に3年間所属し、観光ガイドとして活動してきました。
そこで多くの方と出会い、観光をご案内する中で、障害のある方から、「障害があっても、もっと旅行に行ってみたい。観光を普通に楽しみたい!」という切実な声をお聞きしました。
その声が心に残り、
障害のある方の「大阪へ行きたい」「やってみたい」を応援したい。
障害のある方が気軽に大阪へ来て、安心・安全に観光を楽しめる環境をつくりたい。
という想いが生まれました。
それが、私たち「アイリス」の原点です。
「アイリス」という名前に込めた想い
障害福祉や手話サークルなどでは、「たんぽぽ」や「うの花」など、 花の名前を会の名前にすることがあります。
私たちも親しみのある花の名前を考え、会の名前を「アイリス(あやめ)」にしました。
英字表記はEYELISです。
アイ=eye(目・見る)+リス=listen(耳・聞く)
という言葉にも、 私たちの活動との深いつながりを感じました。
私たちが障害のある方にとっての「目」となり「耳」となること。 なによりも障害者の希望の声に耳を傾け、楽しみや面白さを共に見つける。 そんな想いを「アイリス」という名前に込めています。
アイリスのガイドスタイル
アイリスは、歴史や名所旧跡を説明するだけの単なる観光ガイドではありません。楽しい旅の思い出づくりをお手伝いする「旅先案内人」です。
障害の状況や必要なサポートは、一人ひとり違います。だからこそ私たちは一人ひとりに合わせた観光案内を大切にします。
聴覚に障害があり、手話が必要な方には手話で。
視覚に障害のある方には、言葉による説明に加え、見えないものをイメージしていただけるよう、触ることのできる絵図や模型などを活用し、触覚を使って「感じていただける観光」を目指します。
車いす使用の方には、段差やエレベーター、通路の状況などに配慮し、安心して観光を楽しんでいただけるようご案内します。
また、安全面にも十分配慮し、障害のあるご本人だけでなく、付き添いのご家族さま、同行援護支援者(ガイドヘルパーさん)なども一緒に楽しんでいただける案内を心がけます。
大阪で取り組むユニバーサルツーリズム
私たちが目指していること
「行ってみたい。でも、障害があるから難しいかな……」
そんなふうに諦めている方に、
「大丈夫。私たちと一緒に大阪へ行ってみませんか?」
と声をかけられる存在になることです。
そして
障害のある人も、ない人も、誰もがみんな大阪の魅力を楽しめる観光。
「大阪ユニバーサルツーリズム」の実現に向けて、一歩ずつ活動を広げていきたい。
大阪には、歴史があります。文化があります。
おいしいものがあります。
そして、なによりも人の温かさがあります。
障害があっても、大阪へ遊びにおいでよ!
私たちアイリスと一緒に、大阪を楽しみましょう。
障害者のための観光案内ボランティアガイドの会 アイリス
案内人 近藤 史郎
